『新世界』読みました。

『革命家のファンファーレ』がすごかったので、引き続きこちらの一冊を読みました。

やっぱり、すごかった。
2年前にかかれた本なのですが
きっと、大変動の今だからこそ
私のような「ぽやっ」とした者にも伝わる。
面白すぎて一気読みでした。

共感する点も
へーっ、と思う点もたくさんあったのですが
知らなかったことは

阪神淡路大震災のボランティアに
家族で向かった際
やらなくてはいけなかった仕事は

「千羽鶴の処理だった」

という話。
被災地はどこでもそうなんだそうです。
送る側は祈りを込めて、心を込めて
何かできることは?と考えて。
でもそれがそこまで負担になっているとは
まったく知りませんでした。

モノは本当に困りますよね。
状況、立場、好みを考え尽くしてくれた
モノは本当にありがたい♡けど
「気持ちを伝えたい!」
だけの贈り物は、すごーーーく困る。
困ると言えないから困る。

そこで、文字を贈り合うというシステム。
が開発された。のだそうです。

ってぜんぜん知りませんでした。

限られた文字で伝え合う言葉
限りがあるとわかって
大切に使われる言葉には

ひとつも
誹謗中傷がない
のですって。

すごい話だなと思いました。

希望がみえますね。

限りある毎日の中の
限りある言葉と思って
今日を過ごしたいです。

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